こんにちは、小田原のみかん農家、湘南ゴールド、下中たまねぎ販売の香実園いしづかです。
先日、香実園の畑で、ゴールデンオレンジ(黄金柑)を収穫しました。
隔年結果(一年ごとに、たくさんなったりならなかったりする。)が著しいいこの品種ですが、今年は、なり番でたわわに実っています。
一粒一粒が、小さいのでもぐ(収穫する)のが大変です。
湘南ゴールドは、このゴールデンオレンジ(黄金柑)を親として、皮を剥きやすく、実を少しだけ大きく改良された品種です。
見た目はほとんど同じですが、実が小さくて皮が剥き辛い親にも、子より優れた特徴があります。
一つは、湘南ゴールドよりも寒さに強いこと。
香実園の柑橘類の畑は、一年を通して比較的温暖な小田原市の沿岸部にありますが、今年のように冬が寒いと、皮の薄い湘南ゴールドは、収穫前、木になっているうちに果実が凍ってしまって、秀品率がかなり低くなってしまいます。
それに比べると、皮の厚めのゴールデンオレンジ(黄金柑)は、凍ってしまうことはあまりありません。
もう一つの特徴は、湘南ゴールドの生産を拡大している私の立場としては、あまり声を大にして言いたくないのですが(正直なので言っちゃいます。)、湘南ゴールドよりも、糖度が高いこと。
湘南ゴールドの糖度は、美味しいもので、だいたい12度前後ですが、ゴールデンオレンジ(黄金柑)はそれよりも甘い14度前後になります。
葡萄や梨と比べると、酸もあるのでそれ程甘~くは感じないかもしれませんが、黄色くて少し酸っぱそうな見た目とは裏腹に、とっても濃い甘みを持った果実なのです。
だから、あんなに小っちゃくて(ゴルフボールくらい)皮もポロポロ剥き辛くても、根強い人気がある、知る人ぞ知る柑橘と言われているのではないでしょうか。さすが、湘南ゴールドのお母さん!
でも剥いた時の香りは娘(息子?)の湘南ゴールドの方が少し勝つかなー。
ネットショップでの販売は、貯蔵して少し酸が抜けてきた頃、三月下旬頃からを予定しています。
是非一度、ご賞味ください。