こんにちは。小田原のみかん農家、湘南ゴールド、下中たまねぎ販売の香実園いしづかです。

先日、私も所属している小田原オーナー園部会主催の、たまねぎオーナー園の収穫祭が行われました。
11月にオーナー様が自分で植えた苗が育ったたまねぎを収穫します。

IMG_2878 オニオンスタッフ背中
もともと、誰も作らなくなって荒れていた田んぼを、地域の名産である下中たまねぎを活用した体験型農業によって、使える畑に戻す、という目的で始まったこのオーナー制度も、今年で14回目の収穫祭を迎えることができました。

農業の体験なので、その年の気候などにより、たくさんとれる時ととれない時がありますが、それもご理解いただいて参加してくださっているオーナー様達は、回数を重ねるたびに増えていって、区画数は500を数えるまでになりました。
なにしろ、自分の畑で育てたたまねぎが、とても美味しいのが人気の根源となっているようです。

リピーターとなっているオーナー様も多く、収穫祭当日には、普段は静かな畑も大変賑やかになります。

IMG_2880 2015収穫祭 人いっぱい

自分の区画のたまねぎの収穫をするのがメインイベントですが、その他にも、じゃが芋掘り体験や、地域の農産物の直売コーナー、子牛と触れ合えるスペースや、牧場直営のジェラート販売、地元の橘商工会による焼き鳥や揚げ物の販売や、湘南の辻堂からSUNDAY MARKETの出店など、収穫作業とともに、広々とした畑でいろいろ楽しめるようなイベントに育ってきました。

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当日は、まさに老若男女、約1,000名以上のお客様になります。

我々部員達の仕事は、受付をしたり、段ボール箱を組み立てたり、野菜類の直売所に立ったり、畑で初めてのオーナー様に収穫の説明をしたり、収穫したたまねぎを駐車場まで運んで、それを取りにきたオーナー様に渡したり、じゃが芋掘りの説明をしたり、ツアーのお客様の案内をしたり、時には取材を受けたり、いろいろあります。

主に専業農家の若手?、約16~17名の部員達は、忙しい中この日ばかりは全員参加で、気合を入れて動いていますが、規模がそこそこ大きくなっているので、到底自分達だけでは、まかないきれません。

そこで、たくさんの方々にご協力いただいて、このイベントが運営できています。

全面的にバックアップしてくれている、JAかながわ西湘下中支店、小田原市農政課の皆さん。
当日ご協力いただいた、ボランティアスタッフの皆さん、JA酒匂支店、経済部、下中集出荷場、交通安全協会の皆様。
前日準備を手伝ってくれた日大生物資源科学部の皆さん。
いつも支えてくれている、奥さん方を代表とする部員の家族の皆さん。

それぞれ、みんなが一生懸命やっていただいたおかげで、無事にイベントを終えることができました。

 

本来だったら、もっといろいろな写真を交えて、楽しく、わかり易く、イベントの様子をお伝えしたいのですが、なにしろ自分も中心スタッフの一人、他のスタッフを差し置いて、ゆっくり写真を撮っている時間がほとんどありませんでした。その辺はご容赦ください。

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                                                 (写真は、名物部員 赤ツナギの林さんです。)

 

ご来場いただいたオーナー様、ありがとうございました。
毎年いらしていただいている、たまねぎのオーナー様のおかげで、このイベントがなりたっています。
来年も、美味しいたまねぎが、今年よりももっとたくさんとれるように、秋の苗の定植までの畑の管理をしていきたいと思います。
是非、またお越しください。

来年は、15周年、なにか楽しいことができれば良いのですが。

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