こんにちは。小田原のみかん農家、湘南ゴールド、下中たまねぎ生産販売の香実園いしづかです。
一月下旬から寒い日が続き、湘南ゴールドや不知火(デコポン)等の晩柑類を栽培する柑橘農家としては、天気予報が気にかかる日々が続いています。
「冬だから寒いのは当たり前」なのですが、私たちが栽培に力を入れている湘南ゴールドは、実は冬の寒さにとても弱く、凍害が心配なのです。
湘南ゴールドは、皮の厚さもみかん並みに薄く、畑でマイナス4℃が4時間続くと、樹上で凍ってしまい細胞の膜が死んでしまうそうです。一度凍ってしまった果実は、それが溶けても味に苦みが強くなったり、ひどいものは水分がほぼ完全に抜けてしまってスカスカになってしまいます。
上↑凍害の出てしまった果実(昨年のもの)
湘南ゴールドは、ある意味、とてもデリケートな柑橘なのです。
香実園のある小田原地区は、今のところ、心配な天気予報ほどの悪天候はきておらず、凍ってしまった湘南ゴールドの果実はほとんど確認されていません。本年産は、昨年の夏の高温が続いた天候のおかげもあって、糖度もあがり、酸抜けもいつもより早くなることが期待できます。
本年産湘南ゴールドは、甘さと酸味のバランスがとれてくる、3月の初旬からの販売を予定しております。
その頃になったら、もう一度ホームページをチェックしていただき、ネットショップからのご購入をいただけたら幸いです。
爽やかな香りと上品な甘さの、湘南ゴールド、是非一度味わってみてください。