こんにちは。小田原のみかん農家、湘南ゴールド、下中たまねぎ販売の香実園いしづかです。

暑い日があったり、極端に寒い日があったり、なかなか天候が落ち着かない日が続いていますが、いよいよ本格的に春がきたのかなと思います。
いよいよ、下中たまねぎの収穫も近づいてきました。

そんな中、今日は、まさに春の訪れを実感できる作業をしました。
筍(たけのこ)掘りです。

IMG_2740 竹林で筍かご二つに

みかん畑の土手に、数十年前、おじいちゃんが筍が食べたくて親戚から貰ってきた孟宗竹の株(根)を植えたのが、今や立派な竹林(竹藪!?)になりました。
立派すぎてみかん畑をどんどん浸食してしまうので(竹の繁殖力はスゴイ!)、毎年、新しい竹(たけのこ)が出る時期になると、ミカン畑を守るためにも、せっせと掘っています。

IMG_2739 竹林2015

とは言っても、筍掘りは重労働です。
技術があれば効率良く採れるのは確かですが、鍬を振って土を掘り削りながら、なおかつ、筍には傷をつけないよう細心の注意が必要です。まさにパワーと繊細さを要求される仕事なのです。
また、香実園の竹林は、平地ではなく土手が中心なので、筍を探したり、掘った筍を運搬したりするにも足腰を使い、一人二人で作業するには相当な労力です。

そんな中、香実園では、時期になると、ベテランのスタッフ達が頑張ってくれます。寒い日も暑い日も竹林に入り、「今年は、出てくるのが早い、遅い、量は多いな、少ないな。」などと言いながら、新鮮な筍を探して、せっせと掘っています。
みなさん、年齢は結構いっているのですが、そうは思えないパワーと、年季の入った技術でたくさん掘ってくれます。
信じられない活躍ぶりです。本当にありがたいです。

IMG_2756 筍前山路小屋の前でみんな笑顔

一応、私(園主の石塚明)がエースで、いつも、いいのを一番多く掘っています。
IMG_0119

掘りたての筍は、山から下りると直ぐに、たっぷりの米ぬかとともに、大きな釜でたっぷり時間をかけて茹でます。
IMG_2736 竹の子鉄釜で

調理方法はいろいろですが、旬のものを、新鮮なまま美味しくいただけるのが農家の醍醐味、飽きるくらいたくさんいただいて、また明日への活力としたいものです。
IMG_2737 竹の子茹で上がった